ヌリコラージュの扱い方、壁塗りの基本が6分30秒でわかります!
◆塗るために必要な道具
◆養生、下地処理に必要なもの
◆普通は必要となるもの。ご自身の状況に応じてご用意ください
塗り作業の作業効率に直接的にかかわるのは、何と言っても「金鏝(かねこて)」と「鏝板(こていた)」です。初心者の方は、ステンレス製などのしなやかな金鏝(かねこて)を用意してください。プロは硬いものを使うようですが、素人は使いこなせません。鏝板(こていた)は小さくていいので、軽いものにしてください。
壁の面積からドアや窓の面積を引いて、塗る面積を計算します。
ヌリコラージュは15kg缶だと、おおよそ10~15㎡塗ることができます(仕上げ方や塗り厚によって塗れる面積は変わります)。
壁塗りは下地の処理が非常に重要です。
下地の材質が何か。下地の状態をチェック。まずは、ヌリコラージュに適合している下地かどうか、しっかり確認します。
● 下地のデコボコをなくす
本製品は薄く塗る材料のため、仕上げ面に大きく影響します。ボードのつなぎ目、ビス穴等に気をつけてください。下地の剥がれがあり、凸凹になっている状態であればパテ材で補修をしてから施工してください。
● 下地の水引(吸水)を止める
壁材を塗ったときに下地に急激に水を吸われてしまうと細かいひび割れが発生します。
⇒ ヌリコラージュ施工前に必ず、シーラーを塗布してください(ヌリコラージュ15kgには専用シーラー2kgが同梱されています)。
ヌリコラージュは、水などでといたり、練ったりする必要はありません。練って塗り壁材の堅さを調整するのは初心者には大変難しいことですが、ヌリコラージュは開封したらすぐに塗ることができます。
ヌリコラージュの缶は、空気中の二酸化炭素との反応を防ぐため、固く密閉されています。男性でも力まかせでは外れにくいです。ポイントを抑えることで簡単に開封することができます。
1. 缶の封のつまみを引っ張り開封します。
2. 上蓋の際を外側に広げていく作業を2~3週繰り返してください。繰り返すうちに少しずつ蓋が浮き上がってきます。膝をふたの中心に乗せ体重をかけることで更に開封しやすくなります。
3. 蓋の全体が浮けば簡単に開けることができます。
開封後、保管する際は空気が入らない様にしっかり密封してください。蓋をのせるだけの状態だと漆喰が固まり使用できない状態になります。
下地によって処理の仕方が違います。間違った処理をするとクラック(ひび)・はがれの原因になります。
パテは完全に乾燥させてください。乾燥が不十分ですと、色むらの原因になります。
ヌリコラージュ等漆喰クリームは、色むらが出やすいという性質があります。パテの乾燥が不十分だったり、シーラーを塗布しなかったり、顔料を粉末状態のまま着色したり、あるいは、気温・コテのあたる回数などでも色むらが出る場合があります。あるいは、「自然素材はそんなもの・・・」と割り切っていただいて、白でシンプルに仕上げたり(いろんな家具・照明にも合うし、メンテナンスも簡単です♪)、コテむらを出すことにより、自然の”むら”を楽しんだりするのもおすすめです♪
規定の塗り厚よりも厚くなると、乾燥収縮によるヒビ割れが起こる原因となります。しっかりと薄塗りに注力しましょう。
ヌリコラージュの施工・使い方に関して、わからないことがあれば、何でもお気軽にお問い合わせください。